2012年5月1日火曜日

最近の交通事故に対する社説

4月は、悲惨な交通事故が相次いだ。いずれも衝撃的な映像で報道された。

交通事故は、まず運転者の責任を問われるが、一段落すると、その背景を追求し、起こるべくして起きた事故であるという論調に変わっていくことが多い。

新聞の社説でも、交通事故の対策を取り上げていたが、A社とS社ではその考え方、解決策の方向性が違っていた。

一方は事故が起こらないような環境(道路・ルール・運転者等)を構築すべし、片方は厳罰化で運転者の遵法意識を高め違反や事故を抑制すべしというものだ。

2つの考え方は、それぞれ事故を抑止しようという点では同じだと思うし、別々に実行するのではなく、同時にやれば抑止効果は高まると思う。

ただし、どんなに環境が整備されても交通事故が起こる可能性が0%になることはない。現実に信号機のある交差点でさえ事故は起きている。
ならば、厳罰化すればとなるが、罰金100万円になっても、飲酒運転はなくならないので、これも効果は疑問。

結局、この2つの考え方は、最低限の交通ルールを守る運転者向けの万能薬なので、ルールを守る気のない運転者には効果があまり無い。

運転者教育に携わる者として望むのは、やはり『交通事故ゼロの車社会』である。
これを実現出来る方法、ルールを守れない運転者に対する、いわゆる『特効薬』があればイイのだけど。

一つだけ『特効薬』があることはある、『車』を無くしてしまうこと。
無理ですね。まず、仕事を失くしちゃいますから。他の方法を考えましょう。

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