2012年4月30日月曜日

ハイドロプレーニング現象を体験した。

路面に水たまりが出来ているところを高速走行することで起きるハイドロプレーニング現象というのを体験した。もちろん、研修でのことだ。

コンクリート舗装の路面に2mmの水たまりが出来るように散水し続けておく。長さは100m位、幅が60m位の路面を時速100キロで走行する。ハイドロプレーニング現象が起きていることを確認するためにアクセルペダルを踏むとスピードメーターは215キロほどになった。

その後、ステアリングを左右に切るものの、ハイドロ状態のままなので車は真っ直ぐに進んで行く。水の路面から乾燥路面に変わった所でグリップが戻り、ワザと切っていたステアリングの影響で、右に大きな挙動で傾いてから制動開始して停止した。

まず驚いたのは、こんなことを平然と解説つきでやってのける教官の技術。
そして、たった2mmの水の深さでハイドロプレーニング現象が起きてしまったということ。これは、強い雨が降っていなくても、路面に溜まり水があれば起こり得る現象だということ。

ハイドロはすぐにおさまっても、グリップの回復した時の対応が非常に難しいために、事故に繋がりやすいことを意味する。

教科書通りだが、こんな危険な現象が起きないように、タイヤの摩耗具合を確かめる、空気圧を燃料補給時に確認してもらう、雨天時はスピードを控える、ハイドロプレーニング現象が起きてしまったら、アクセルを戻し、ハンドルを真っ直ぐに保つようしっかりと持って、グリップが回復するのを待つ。

パニックになっても、しっかりと対応しないといけないが容易なことではないですね。

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