当初対象外とされた地域には、福島県が東電に代わって補償するということを市町村長が受け入れたのだ。
「県の基金からの賠償はいらない。東電に賠償を求めていく」(中野目正治・泉崎村議長)と東電の姿勢を批判した。
こういう意見を持つ人が少なかったのかもしれない。
ぜひ、各市町村の姿勢を公表して欲しいものだ。
まさか、我が矢吹町長がこの方針に賛成しているとは思いたくない。
『未曾有の被害を与えた事故の責任を想定外のことが原因だから、責任はない』などという企業を庇うような行動を選ぶ、福島県知事の行動には疑問を感じる。
今回の賠償決定は、まるで『金さえ貰えれば満足なんだろう』的な姿勢に見える。
そうではない、東電に被害対する責任を明確に認めて欲しいのだ。それを決めるのが、『原陪審』だというなら先の線引きを白紙撤回し、誰もが納得する明確な基準を持つ線引きをして欲しいのだ。
外(自宅庭の空間線量0.2~0.3マイクロシーベルト)で自由に遊べない我が子の『精神的被害』は、賠償金では回復できない。
『唯一の望み 』は、事故前の環境に戻して貰いたいということだ。