2012年4月28日土曜日

今回受けた研修で学んだ事

自動車を扱う仕事に従事しているんですが、新たな資格を得るために11日間の研修を受けてきました。

実技研修では、自動車と人間の限界を知る体験をし、理論研修では、心理学と二輪・四輪それぞれの車両特性を学んできました。

まあ、学んだ事のほとんどを吸収出来ていないことは置いといて、体験した事はこれからの仕事に役立つことは間違いない。

これまでの仕事の中でも、空想の中でこうなるだろうという解釈をして経験のないことを"カタッテ"いた。もちろん理論上間違いない事をですけど。
これからは、体験上こうなると言うことを"語って"いけます。

例えば、『ABSでの緊急回避』。市販の乗用車であれば、ほとんど標準で装備されているアンチロックブレーキシステム。目前の障害物に対して、緊急制動をかけながら、ステアリングの操作により、衝突を回避する。

これって、非常に難しいです。まず、フルロックブレーキをかけることの難しさに驚いた。単純にブレーキペダルを一気に踏むだけなのですが、単純なだけに踏み込み時間をより短くすることが困難であることがわかりました。

そして、自分の運転姿勢のいい加減なことにも気づきました。シート位置が後ろ過ぎているのと、シートの背もたれと自身の背中との間に空間があるためにブレーキを目一杯踏み込むことが出来ません。踏み込もうと思うと、空間の分だけ体が後方に押し戻されてペダルが踏み込めないのです。

次に、ステアリングの操作ですが、これもペダルを思い切り踏み込もうと思うと、全身に力が入り、腕が自由に使えません。避ける操作は何とか出来ても、必要以上に操舵してしまうことで、障害物自体は回避できても、その後のコントロールが出来ません。パニック状態であればなおさらだと思います。

本来、こんな事態にならないように運転する事がベストなのですが、ただ『安全に運転しましょう』と言うよりは、

『緊迫した状況の中で、あなたにこれができますか?出来ないのなら、より危険に近づかない運転をしましょう』

という方がいくらか伝わるのではないかと思います。他にもいくつか体験した事を忘れないように、まとめて置かないとイケません。

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