2012年4月18日水曜日
フルロックブレーキ・ABSを体験をする
今受講している研修は、仕事上で必要な資格(ある講習を実施する指導員の資格)を取ることが目的で参加している。
当然、資格を得るに必要な知識を習得するための講義を聞いたり、実際に要領に従って、模擬講習実施というような実践訓練を受けたりする。
ただし、ずっとそんな事をされていたら、受講している側は、嫌気がさすでしょう(特に私は仕事だから仕方なく参加してますから)。
そこで、カリキュラムの中には、資格にある意味関連があるであろうけれども、直接的には関係ない、それでいて、受講生側には楽しんでもらえるような項目が仕込んである。
今日の午後からは、そのひとつとなる「急制動と回避」というものだった。
「急制動」は乾燥路面と湿潤路面でそれそれ時速100㎞からフルロックブレーキをかけるというものだ。
当然、これまでの運転経験の中では体験したことはないし、これからも、プライベートの運転の中では、体験したくはないものだ。
この目的は、一般的に体験することがないであろうことを、自身の体験を通じて、より『リアル』に伝えるためだ。
乾燥路面でABSあり・ABSなしのフルロックブレーキをかけるのだが、やってみるとタイヤをロックさせるために踏む力を一気に加えるということの難しさが分かった。
私の普段の運転姿勢では絶対に素早く強く一気に踏むという作業は出来ない。
自分の体をシートに密着させておくような姿勢でいなければ、思い切り踏むことで自身の体がシートに押し付けられるのでその分力をロスするか、踏み込みが浅くなる。
正しい運転姿勢の大切さが理解できた。
また、ABS装置の本当の使い方の難しさも理解することが出来た。大切なのは踏み続けることに加えて、ハンドル操作の出来る姿勢を保ち回避行動が出来ること。
これって結構大変です。右足はブレーキペダルを踏むために、左足はフットレストを踏むために、とにかく全開に力を入れなければなりません。
しかし、上半身に力が入りすぎれば、両腕は思うように使えません。回避行動がとれなければ、目前の危険対象に速度は落ちながらも衝突してしまいます。
さすがに、ABSは制動距離を劇的に短くしてくれる装置だなんては思っていませんでしたが、使いこなすのがこんなにも難しいということは初めて知りました。
聞く・見るだけでは分からないことなんて山ほどあるんでしょうね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿